アスレティックトレーナー(JSPO-AT)理論試験の合格率は?
理論試験は、同じ学校内では12名中6名が合格しました(合格率50%)。
一般的には30%前後で、低いと10%程度にもなると言われています。
なぜこんなに低いのでしょうか。
記念受験で受けている方もいるようです。
合格したらラッキーぐらいの気持ちで受けている方もいるかもしれませんね。
しかし、JSPO-ATの理論試験はしっかりと対策すれば確実に合格することができます。
私は理論試験後の自己採点で90%弱の点数を取ることができたので、ドボン問題さえクリアしていれば確実に合格しているだろうと思うことができました。
結果、1回目で合格することができました。
あくまで主観的な内容ですが、アスレティックトレーナー(JSPO-AT)理論試験に確実に合格するための勉強方法について解説します。
参考になれば嬉しいです。
前提:自分のノートを作る
知識の定着には反復が重要なので、繰り返し見直せるようなものを持つと良いと思います。
ATネットワークが出版している「ATハンドブック」などに書き込みを加えて自分のノートを作るのも良いかもしれません。
試験の日、「これだけやったから大丈夫」と思えるようなノートがあると自信にもなります。
おすすめはルーズリーフにまとめて、1巻から9巻、心理系、バイメカ系など分けて作成すると、何がどこに書いてあるのか後から読み直しやすくなります。
①過去問を3周解く
AT理論試験は過去問から50%、新規問題が50%と言われています。
しかし、新規問題でも、ほとんどが過去問を少し変えたような問題ばかりです。
なので、まず過去問を解くのが合格へ近づく近道になると思います。
この際、1周解くだけだと知識は定着しません。
2周目解いてみると、「こんな問題あったっけ?」という感覚になることがあります。
3周目には過去問のうち90~95%は確実に採れると思います。
各問題の周辺知識をノートにまとめる
過去問を解く際に重要なのが、解いて終わりにしないことです。
例えば、「ビタミンAは水溶性ビタミンか、脂溶性ビタミンか」という問題があったとします。
正解は脂溶性ビタミンです。(A、Eは脂溶性ビタミン)
この時、
・他のビタミンはどうか
・各ビタミンの効果
・過剰摂取による症状
・欠乏症
などの周辺知識を自分のノートにまとめておくと、過去問2~3週目に再度目を通すことになるので、反復学習によって知識が定着します。
②教科書の図表をみる(1~2周)
AT理論試験は教科書(主にAT教本)から出題されます。
図表問題は毎年必ず出題されますが、図表問題は同じ問題が出題されないことが多いので、全ての図表に目を通しておくと良いと思います。
最低でも1周、可能であれば2周見れると良いです。
③ATネットワーク出版のワークブック、過去問などを解く
正直、①~②をやっていれば合格は限りなく近づくと思います。
時間的に余裕がある、さらに知識をつけたい、自分の順位が知りたい、という方は、ATネットワークが出しているワークブックなどを使用すると良いと思います。
AT教本以外に使っていた本
①入門運動生理学 第4版
私は、運動生理学は「入門運動生理学 第4版」を用いて勉強していました。
文中からそのまま出題されている問題もあるため、恐らく参考図書の1つにしていると思われます。
入門書としてはまとまっていて非常にわかりやすいため、初学者にはお勧めです。
スポーツ・バイオメカニクス入門 絵で見る講義ノート 第4版
こちらの教科書からもそのまま問題にされている文書が見られているため、バイオメカニクス系の問題の参考図書の1つだと思います。
勉強はいつから始めるべきか
私は試験日がある年の1月からじわじわと始め、本格的に始めたのは7~8月からでした。
できれば10か月前、難しければ半年前くらいから徐々に手を付け始めると、余裕を持って勉強できると思います。
しっかりと対策して合格へ!
勉強は時間がかかって大変だと思いますが、JSPO-ATの試験は落とすための試験ではありません。
対策を十分に行うことで合格することができると思います。
参考になれば嬉しいです。
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