リハビリテーションの過程でゴルフの復帰に向けたトレーニングを紹介します。
アスリハの前期、後期に分けています。
ゴルフスイングの期分け
- セットアップ
- バックスイング
- トップオブバックスイング
- ダウンスイング
- インパクト
- フォロースルー
ゴルフの期分け②
Kelleyはゴルフのスイング動作を12sectionに分けて説明しています。
- preliminary address
- 身体の位置や向き、風の方向、池やバンカーの位置などの情報収集
- impact fix
- インパクト、ターゲット、軌道などをイメージして調整
- adjusted address
- ワッグルやフォワードプレスをしてクラブの位置を定める。
- ワッグル:クラブヘッドを左右に動かし、緊張を和らげて筋をリラックスさせる
- フォワードプレス:手と腕を、目で見てわかる程度にショットの方向へ押し出すようにすること。これから身体を動かそうとする方向と反対側に少し動かして、反動をつけてタイミングを取る。
- アドレスで作った両肩と手首を結んだ三角形を常に一定に保つことが、良いインパクトにつながる。
- 両肩甲骨やや外転位、両肩やや内旋により腹側の筋群を働かせる
- アドレスの方向の基準:ボールと目標を結んだライン
- ラインに対して、両つま先を結んだ線、両膝、腰、両肩の4つの線が平行になるように構える
- ワッグルやフォワードプレスをしてクラブの位置を定める。
- start up
- 初期引き上げphase「上げ始め」
- 下肢をしっかりと固定したまま、アドレスで作った両上肢の三角形を保ち、体軸を中心に状態を回転させる
- back stroke
- 引き上げ~トップまでの動作
- できる限り下半身を固定し、体幹上部の回転でパワーをためる
- the top
- 腕が最高点に達したところ
- できる限り下半身を動かさずに固定し、上部体幹の回旋(ひねり)でパワーを蓄積
- アドレスで保った胸と両腕の三角形を保つ
- 体幹が右回旋
- start down
- 初期の加速期
- 腕(肩)から加速させて腕を引き下ろしていく時期で、スイングのトップからの切り返し動作
- 下半身の左方向への回旋が先行し、上半身は一瞬固定される。
- この捻転差が最大限のパワーを蓄積し、ヘッドスピードの加速につながる。
- 腰部/骨盤は左方向へ回旋する
- down stroke
- 引き下ろし動作で腕がより加速される時期
- release
- クラブヘッドがさらに加速される時期
- impact
- インパクトでボールを加速させる時期
- follow through
- finish
右打ちのゴルフ選手に多くみられるアライメント
- 右肩甲帯下制、体幹右側屈、やや右回旋
障害の起こりやすいphase
・5. back stroke~6. the top
・the ・
ゴルフに必要な要素
- 胸椎回旋可動域:特に体幹を前傾させた状態での回旋可動性は重要。バックスイングの際に右回旋が出ると、「溜め」を作れて飛距離も伸びることが期待される。フォロースルーでは腰椎の過度な回旋を出さないためにも必要。距骨下回外も重要かもしれない。
- 体幹側屈可動域:特にインパクト時の、左に荷重が乗った状態での体幹右側屈可動域が必要。
- 右肩水平内転可動域:肩甲骨外転、上方回旋の可動域がフォロースルーでは重要。
- ヒップヒンジ:膝軽度屈曲位でのヒップヒンジが必要で、腰椎屈曲はあまり出さない。
アスリハ前期
- 胸椎回旋ストレッチ(側臥位)
- 回旋した状態で深呼吸
- 胸椎回旋ストレッチ(座位):左肘伸展位、胸椎伸展位。右手を頭の後ろに置いた状態から体幹を回旋。同時に左肩は水平内転していく。目線は前を向いておく。
- 回旋した状態で深呼吸
- 両手を組んで身体の前に伸ばし、胸椎伸展位から体幹を回旋。回旋側の肘は曲げる
- ウィンドミル(立位):肩幅以上に広めに立ち、右手はダンベルを頭上に持ったままで左手で左つま先をタッチ
- 左手で右のつま先をタッチ。交互に行う。
- 四つ這いで胸椎回旋:骨盤を前傾させた状態で手を頭の後ろに置いて胸郭を回旋
- 体幹側屈ストレッチ:バーを頭上に持ち、左荷重+右側屈、右荷重+左側屈でストレッチ
- スクワット姿勢+胸椎伸展 バーを胸椎に当てる
- バーを胸椎に当てて回旋
- バーを担いだ状態で回旋
- オーバーヘッドスクワット:バーを頭上に伸ばしてスクワット
- グッドモーニング:オーバーヘッドでヒップヒンジ
- スプリットスクワット+胸椎伸展、肩甲骨内転ex
- 股関節内旋ストレッチ:背臥位、四つ這い、座位
- 肩水平内転ストレッチ
- 肩甲骨外転、上方回旋ストレッチ
アスリハ後期
- 腹斜筋トレーニング
- 手を胸の前でクロスしてスイング
- タオル使用して素振り
- 重りを持って前傾位スクワット+胸椎回旋
- 重り持ってスプリットスクワット+回旋
- サンドバック、ウォータバッグ
- 真横を向いた状態からおへそと胸を前に向ける(股関節と胸椎の90°回旋)
- クラブを横にして両端を両手で持ち、大きく左右にスイング
- 股関節や胸椎回旋を出す
- 壁に頭をつけたままフォローまでスイング
- 体幹前傾をキープする


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